10月18日(土)2008年
こんにちは。『埼玉のホットなハウスクリーニング店』の鈴木です。
気持ちいい天気が続いていますね。毎日がおそうじ日和です。
さて、先日、あるマンションの定期清掃にいきましたら、ビックリ!
ゴミ集積所のまわりがひどいことになっていました。
引越しにともなって出たゴミがドンドンドンと捨てられていたのです。
学習机、タンス、ガスコンロ、梅干を漬けてそのままになっている瓶、そしてダンボール箱が10箱ほど。
ダンボールの中身は無分別のゴミでした。
ペットボトル、空き缶、燃えるゴミ、燃えないゴミがごちゃごちゃになって詰まっています。
ひ、ひどい! いくらなんでもひどすぎます。
住んでいた住人が捨てていったこととはいえ、これは立派な不法投棄です。
ゴミの山を前に怒りがメラメラ。
ダンボールの中を見ると、どの部屋の住人が捨てていったかが封筒の宛名等ではっきりわかります。
ひとまず大家さんに連絡しようか、それとも不動産会社に連絡しようか、しばし呆然としました。
いっそのこと、これを捨てていった住人の転居先を調べだして、ゴミのひとつひとつに着払いの宅急便伝票を貼って、送りつけてやりたい!
しかし、思い直しました。
とにかく、この状態をそのままにしておくのはよくありません。
汚れは新たな汚れを呼び、ゴミは新たなゴミを呼びます。
ここのマンションの人たちだって、私同様、嫌な思いをしているに違いありません。
大家さんへの連絡は後回しにして、とにかく目の前のダンボールを片っ端から整理することにしました。
ダンボールの中はめちゃくちゃです。
燃えるゴミ、燃えないゴミ、資源ゴミなどといったことは関係なく、ありとあらゆるモノがごちゃまぜになって捨てられています。
分別すること自体は嫌ではありませんが、なんだか他人の生活をのぞき見しているようで決していい気分ではありません。
恐らくこれを捨てていった人も、ダンボールの山がひとつひとつ開けられ、ひとつひとつのゴミが誰かの手によって分別されているとは思いもしないことでしょう。
世の中には、捨てる人がいれば、拾う人がいる。また作る人がいれば、使われなくなったそれらのモノを回収する人がいる。
ダンボールを整理しながら、あらためてそう思いました。
私も決して偉そうなことは言えません。
ゴミや不用品は、ゴミ置き場に持っていけばゴミ回収車がちゃんと持っていってくれます。
当たり前のことですが、よくよく考えればありがたいことです。
いつもは、例えば電気製品を買うときであれば、どこのメーカーが作ったものなのか。食品であれば、どこで作られたものなのか。故障しないものか、安全な食べ物なのか、ということばかりに目がいきます。
ですが、自分が消費して捨てているゴミがどういう過程を経て処分されていくのかについては、ほとんど関心がありません。
ゴミは捨ててしまえばパッと消えてなくなるわけではありません。
必ずそこには人の手があります。
回収してくれる人、分別してくれる人、処理してくれる人がいるから、安心してゴミの日にゴミを捨てることができます。
当たり前のことかもしれませんが、私にとっては気づきでした。