11月26日(月)2007年
さて、前回にひきつづき、大掃除にオススメの掃除道具をご紹介します。
今回は、「収納ケース」です。

【写真】おそうじバイク便で使用している収納ケース。
幅58cm、奥行き38cm、高さ31cmほどのものです。
このプラスチックの収納ケース、ひとつあるとお掃除にとっても重宝します。
用途は、「つけ置き洗い」です。
まず、準備ですが、収納ケースはキッチンの床にセットします。このときケースの下敷きとしてマットや新聞紙をあらかじめ敷いておきます。
次に、60度くらいのお湯を収納ケースの3分の1ほどまで注ぎ、洗剤を入れます。
洗剤は、市販の合成洗剤でかまいませんが、手や体への安全性を考え、ここでは重曹を使うことにします。
重曹の分量ですが、まずは目安として、お湯10リットルに対し大さじ10杯程度。これですと洗剤の水溶液としてはかなり薄いですが、あとは汚れ落ちの具合を見ながら重曹を足していくといいかと思います。
準備はこの程度でOKです。
あとは、キレイにしたい調理道具や小物類、パーツなどをこの収納ケースにしばらくつけこみ、汚れが浮いてきたところで食器洗い用のスポンジなどでゴシゴシ…。しつこかった汚れがスッキリ、手早く、落とせます。
では、この「つけ置き収納ケース」でどんなものをキレイにできるでしょうか?
・鍋・フライパン(スチールウールやスポンジでコシコシ)
・ゴトク・魚焼きの網や受け皿(スチールウールでゴシゴシ、ガリガリ)
・コーヒーカップや湯のみの茶渋(スポンジでコシコシ)
・レンジフードのフィルター(歯ブラシでコシコシ)
・電子レンジのお皿(スポンジでコシコシ)
・換気扇の羽やパーツ(スポンジや歯ブラシでコシコシ)

さらに、こんなものも
・冷蔵庫の仕切り板(スポンジでコシコシ)
・エアコンのフィルター(タワシでゴシゴシ)
・照明、電球のカサやカバー(スポンジでコシコシ)
・シンクの排水カゴ(タワシや歯ブラシでゴシゴシ)
洗剤として重曹を使用する場合、重曹は弱アルカリ性ですから基本的には「油(脂)汚れ」に対して効果があります。
つけ置きをすることで素材から汚れが分離しやすくなりますから、手間も労力もだいぶ軽減できます。
なお、汚れ落ちがはかばかしくないときは、対象物に直接重曹を振りかけて洗浄してみてください。茶渋やガンコな油汚れにはこの方法がおすすめです。
お掃除が終わったら、この収納ケースは掃除道具や洗剤、雑巾、手袋などをしまっておく「用具入れ」としても役に立ちます。
一石二鳥ですね!
※くれぐれもご注意を!
●アルミ製のものに重曹を使うと変色してしまいます。
●つけ置き洗いをする際にはケガ・ヤケド・肌荒れから身を守るために手袋を着用してください。
●つけ置き洗いしたものはかならず水ですすいでください。